金川 裕司 Yuji Kanagawa



楽器:ホルン
演奏会参加:第9回

唯一のホルンがお休みの事態に、音楽仲間のつてで引き受けて
下さったのが彼です。もともと金管体質のうえ得意技は高音の
アクロバットという人なので、畑違いの木管アンサンブルに馴染んで
くれるか心配したのですが、演奏活動に対する冷静な目と持ち前の
バランス感覚で、独自の活動を見せてくれています。
とりわけ音楽業界についての常識を備えており、譜面や楽器の
流通や素人は甘く考えがちな著作権等について、現実的な示唆を
与えてくれます。
一面、素顔はシャイな関西人です。都会の怪しい地域が好きで
アジアの屋台街となると俄然張り切ります。大阪の危険地帯に
妙に詳しく、西成あたりの露天商で中古の楽器を掘り出すのが
密かな楽しみらしい。金管吹きにありがちな楽器コレクターですの
で、そうやって手に入れた出自不明のホーンを眺めては悦に入って
るんじゃないかと思います。当然のことながら阪神タイガースファン
ですが、待ちに待ったリーグ優勝決定のあの日は道頓堀に駆け付け
たい気持ちを抑え、ラ・ボッテの練習に参加しておりました。なんでも
翌日は会社を休み、一晩中特番を見ながらウルウルしていたらし
いのですが。目下の野望は愛するロシア楽曲の木五譜作成(皆さん
にお披露目する日が来るかも)と、メンバーを鶴橋の韓国焼肉店に
引率することのようです。
仕切り屋さんの本領を、いよいよ発揮の今日この頃でしょうか。
更新:2004/2/2 文責:川幡

金川さんのプロフィールは川幡さんが執筆中なのですが、
なかなか筆が進まないとのことですので、とりあえず私から
簡単にご紹介を。そのうち川幡さんが面白いことを書いて
くれると思いますので乞うご期待。

第8回演奏会を最後にしばらくお休み宣言された吉峯さんの
後のホルン吹きを探していたところ、川幡さんのご紹介で
ラ・ボッテのメンバーとなっていただくことになりました。
高校の吹奏楽部で鍛えられたホルンが素晴らしいのは
もちろんですが、金川さんの本領はやはり飲み会の席でこそ
発揮されます。そのコワモテのお顔に似合わず(おっと失礼!)、
"飲み"の席でノリのよい人とはたちまちのうちに仲良くなり、
まるで何年も付き合ってきた仲間のようになってしまう人
なつこさはピカイチです。
ビールをがんがん飲みながら、ロシア音楽とチャイコフスキー
を語り出すととどまることを知らず、また、たまたま話題になった
「ドナドナはどこの国の音楽か?」を突き止めてきた手腕や
スコアのみの譜面から美しいパート譜をパソコンで作って
きてくれたことなど、非常に器用で思いやりのある、素晴らしい
ホルンマニアです。
今後ますますラ・ボッテで活躍していただけることを
一同期待しております!
更新:2003/8/14 文責:秋間